これがモバイルハウス?バケーションを追求したブルガリアの家「Tiny House with Wheel」
このタイニーハウスは、ブルガリアの建築家Hristina Hristovaがデザインしました。彼女自身小さな子どもがいるお母さんで、旅行の時に限られた予算をやり繰りしてホテルや別荘に宿泊したり、小さな子どもを連れた移動の悩みを解決するために、この「Tiny House with wheel」を作ったそうです。
外壁はプラスティックを一切使用せず、ブルガリアの松材にオイルを塗って仕上げており、モバイルハウスというよりも田舎風タイニーハウスのような見た目です。
内装の家具と床にはカンバ材が使われていて、こちらもオイルが塗られ、木からは切りたてのような爽やかな香りが漂っています。公共の道路の移動を許可される大きさでデザインされなければならないので、細長い四角の床面積はわずか9m²しかありません。
それにもかかわらず天井は、なんと高さ2.4mの高い天井、キッチンにはシンク、オーブン、レンジ、冷蔵庫。トイレも完備されています。しかも必要な物は全てキャビネットに収納され、無駄なく効率的に家具が取り付けられていて、景色を見渡せる大きな窓まで付き、狭さをまったく感じさせること無く快適に過ごすことができます。
しかも、取り外しできるポップアップキャノピーとデッキを付けることで、室内と外の境目が無くなり1つの空間として過ごすことができます。
昼下がりに、冷やしたワインを開けて音楽を聞きながら心地良い風を感じ、気の向くままにゆったりとした時の流れ楽しむ。気づくとそのままディナータイムに流れ込むのが、ブルガリアスタイルのバケーションの過ごし方。
日々の忙しさから完全に逃避して「家族と過ごす」「友達と過ごす」「時間を忘れて過ごす」……、そんな贅沢な時間を過ごしてみませんか?
(文=Naoko Jokoji )
Via :
gizmag.com
dornob.com
contemporist.com
hristovahris.wix.com